「大晦日のRIZINに出たい!」 リング上でも取材でも。彼は声を大にして宣言してきた。RIZINにどうしても出たい。チャンピオンになった今だからこそ、チャンスなのだと。矢島直弥という男は、チャンピオンベルトを獲得した時以上に上へと目指して走り続けている。 「まさかここまで来られるとは思わなかったんですよ」 国際展示場駅近くのコーヒーショップ、兄弟分と語る小川徹選手の試合前。いつも見せる激しい打ち合いとは打って変わって、その表情はとても穏やかだった。 「就活するかどうするかで悩んでいたんです。物は試しだと思ってプロの世界に飛び込んだので。でも、実際にリングに立ってみて歓声を浴びるとすごく気持ちよ…
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