大みそかのRIZINに出場したい。 その想いから今年1年戦い続けてきた男、それがぼくらの矢島直弥選手である。盟友にして大切な仕事仲間でもある小川徹選手の復帰戦で必死に応援に回っていた前回。「応援されるっていいですね」としみじみ語った姿はどこか決意に満ちていた。 「次の試合と、その次の試合。ここが難関なんです」。誰にも文句のない試合内容でRIZINに出場する。彼の決意は言葉となって表れた。帰りのりんかい線、一人の選手として、そして同い年の友人として。話は尽きなかった。 火の出るような、あのファイトが帰ってくる。それはムエタイ選手ではなく、軽量級で何か旋風を巻き起こさんとする一つの炎の塊のようにな…
0コメント